本マニュアルでは、氷蓄熱式空調システムについて概論から方式の分類、計画設計方法について、設計例を示して解説しています。また低温送風空調システムの設計方法と留意点、事例、各メーカーの製品ラインナップをそれぞれ分冊にして解説しています。以下に概要を示します。
計画・設計編
目次第1章:氷蓄熱式空調システム概論
本章では、原論として氷蓄熱システムに関する基本的事項、氷蓄熱空調システムの方式と利点・欠点、経済性等について記述しています。さらに、氷蓄熱空調システムの理論面として、蓄熱槽の熱的特性についてまとめています。
また計画・設計として、基本的な設計の流れ、蓄熱パターンの把握、各方式における計画設計時の留意点、熱源まわりの制御方法、配管・施工について記述しています。なお第1章の最後には、特に、初めて氷蓄熱システムを設計する方に向け、設計時の条件整理と氷蓄熱メーカーへの検討依頼事項をまとめたものを添付しています。
第2章:氷蓄熱式空調システムの分類と比較
本章では、氷蓄熱式空調システムの分類と比較を行うとともに、各メーカーの氷蓄熱システムの容量分布(マップ)をまとめ、記述しています。なお、各メーカーの製品ラインアップについては別冊の付録としてまとめています。
第3章:氷蓄熱式空調システムの計画・設計例
本章では、まず氷蓄熱空調システムの計画に際しての留意点とし、蓄熱線図の必要性と蓄熱線図に記載すべき基本情報について解説を行っています。
次に、具体的な設計例として同一条件に基づき、現場施工型のスタティック内融式とスタティック外融式において低温送風システム、通常システム、蓄熱時間の変更、冷凍機・蓄熱容量等の条件を変えた場合、氷蓄熱ユニット方式、個別分散型氷ビルマルチ方式の場合で、メーカー検討を行い、冷凍機、蓄熱槽の機器選定から、蓄熱線図を用いた年間の運転状態、熱源効率、エネルギー消費量、エネルギーランニングコストについて各方式毎にまとめ記述をしています。
付録
A.用語集
B.氷蓄熱に関するJIS規格
C.コンピューターによるシミュレーションの活用例
低温送風空調システム設計編
目次第1章:はじめに
第2章:低温送風空調システムのメリット
低温送風空調システムのメリットとして、経済的な空調システムの実現、ランニングコスト、省エネルギーの実現、低湿度環境の実現の観点から解説をしています。
第3章:低温送風空調システムを設計するためには
低温送風空調システムを設計する上でポイントとなる、建築計画、熱負荷計算、空調システム計画、搬送システム計画、について留意点を解説しています。また低温送風に必要な、氷蓄熱槽の水温特性についても留意点を記述しています。
付録
事例:東京電力技術開発センター(新築)
カプコン研究開発ビル(新築)
東京電力豊島支社(リニューアル)