本マニュアルは氷蓄熱システムの設計例として新築事務所建物をモデルとしてまとめたものであり、別途発行されている「氷蓄熱式空調システムマニュアル(計画・設計編)」で示す手順に準拠し氷蓄熱システムの計画・設計を行っています。
目次第1章:モデル建物の設定と設計条件
約7,800m2の事務所建物をモデル建物として設定し、熱源設備の選定候補を種々ある氷蓄熱システムの中から中央熱源方式であり一般的な3種類の氷蓄熱システムの比較検討を行っております。
第2章:空調機の選定
氷蓄熱式空調システムの二次側空調システムとして低温送風温度差空調対応とし、各系統の空調機の選定と外調機の選定を行っています。
第3章:氷蓄熱空調システムの経済性
第1章で検討を行った3種類の氷蓄熱システムの他、非蓄熱システムとの経済性比較(イニシャルコスト、ランニングコスト、電力消費量)、システム効率比較を行い、経済性等、総合的な観点より本モデル建物における採用システムとして「現場築造型氷蓄熱システム」を選定しています。
第4章:自動制御システムと運転の考え方
設計例における氷蓄熱システムの自動制御システムと運転の考え方についてまとめています。
第5章:設計主旨書および操作説明書
選定した「現場築造型氷蓄熱システム」に関する、設計主旨説明書としてその概要とまた操作説明書として運転制御について記述しています。
添付資料
- 建築一般図
- 設備設計図
付録
SI単位換算値
用語集